白い月という球に

思うまま、わがままに。適当に書き連ねる、つくりものたち。 コメント・トラックバック歓迎です♪

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桃が食べたい、と弟が言ったので、
わたしは、お小遣いで桃を買って、
弟のために、むいてあげた。

弟は、桃をおいしそうに食べ、
わたしは、桃を食べる弟を眺める。
わたしは、にっこりと笑う。

桃の味。

わたしが食べているわけではないのに、
わたしの舌は桃の味を感じ取る。

何かが。
どこかで。光る。


ああ。
わたしは、今、祖母と同じことをしている。

一瞬で、
きらめく、記憶。
めくるめく。


ああ。
こうやって繰り返すんだ。

…どうしようもなく。






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テーマ:ショート・ストーリー - ジャンル:小説・文学
コメント

>ああ。
>わたしは、今、祖母と同じことをしている。

すげーっ、この2行の威力すげーっ、と思いました。
自分の中では一気に完璧に「わたし」が実体化しました。
全体の雰囲気も映画で言うと鈴木清順と小津安二郎を合わせたよな凛と美しいイメージが湧きます。

あと自分はこんな姉ちゃん(ですよね?)をお小遣いで買いたいです。

お忙しいところ昔の記事にお邪魔しました。
2007/11/03(土) 00:17:49 | URL | そこでねこが #-[ 編集]

そこでねこがさん、こんばんはー。

おー、これ、もう三ヶ月前の作品ですね……。
時間が経つのは、早い。

お姉ちゃんです。
多分、残念ながら、お金では変えないと思います……(笑)
2007/11/03(土) 17:46:38 | URL | もみじ #KKhd1Ueo[ 編集]
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