白い月という球に

思うまま、わがままに。適当に書き連ねる、つくりものたち。 コメント・トラックバック歓迎です♪

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「引っ越したの」
彼女は言った。

夏の裏庭。
白い首すじ。

「理解できないって、それって頭悪くて分かりませんって意味でしょ。ばっかみたい」

彼女は、夏服のまま。
彼女と向かい合う僕は、歳を取らない。

「昔からそうなの。昔から、変なのばっか寄ってくるの」

僕みたいな?
彼女は、笑って目を伏せる。

「なんで、君なんだろうね? 別に誰でもいいじゃない。なんで君なんだろう?」

さあ。僕は笑う。
愛だよ、愛。

「もしかして、好きなのかしら?」

誰が?
誰を?

「私を」

そうだね。僕は笑う。
少なくとも、君の知らない最後の君を知っているぐらいには。



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