白い月という球に

思うまま、わがままに。適当に書き連ねる、つくりものたち。 コメント・トラックバック歓迎です♪

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絶望の深さに魅せられて、私はにっこりと微笑む。
生きてるんだ、って思った。

*

子供の頃、近所の男の子とした鬼ごっこみたい。
蛇行しながら全速力で、でも鬼に捕まってしまう、その前の引き伸ばされた一瞬。
どうしようもない、という諦めの中にきらりと光る甘美な予感。

私は気付いてる。
鬼に拘束されたい、と願う自分の存在に、本当は気付いてる。
希求。
狂おしいほどに。
私は。
その姿を思い描き、何度も何度も。
思い描いて。
私は。

否定から始まる命だってあるの。
人は皆、愛されながら生まれて来ただなんて、
そんなこと本当は信じてないんでしょう?

でも、ほら、彼らは私たちを待ってる。
優しく目を細めて、手招きしてる。
胸の温かさを、私は知る。
この涙の温かさを、私は初めて。

ありがとう、と。
生まれてきたことに感謝を。
心はこんなに澄み切って。
今だったら、「私」の意味もわかる気がするの。

*

「絶望」は鋭くなりきれない人が名付けた、行き止まり。
その壁を壊した向こうに何があるのか、
君は知ってる?



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テーマ:詩・想 - ジャンル:小説・文学
コメント

そういう弱いところからスタートしているひとも最近は多いような気がしますね。
自分は鬼の側かもしれないな。
てことは鋭くないと?(笑)
2008/08/30(土) 13:03:29 | URL | 銀河系一朗 #YS3Z5NF6[ 編集]

銀河さん、こんばんはー。
えっと、いちおう創作ですからね?と断っておいて(笑)

そうかもしれないですねー。
小説書くような人間って、やっぱりどこかが「普通」じゃないんだと思います。
これが個性なんです、って胸張って言えないような感じで。

ただ、強烈な感情を飼い慣らした経験のある人は、やっぱり生きてる世界が鮮やかでユニークなんじゃないかなぁ。それが物を書く上で武器になったりするのだと思う。
もちろん、全ての人がそうだと言いたいわけではないですが。

銀河さんは鬼系(?)ですか。
人に優しく!(笑)
2008/08/31(日) 23:08:33 | URL | もみじ #KKhd1Ueo[ 編集]

鬼の側と追いかけられる側に分けたらですよ(^^;

太宰も間違いなく、絶対に鬼だと思う!
だけど、神経が繊細だから弱い側の絶望の気持ちがすごくわかるんだよ。
だから自分はその気はないんだけど、弱い側につきあってあげるのね。
だから心中しても、自分は助かるわけ。
その辺りを卑怯とか偽善とか言われるんだけど、ある意味すさまじい勇気ある優しい鬼なんだと思うな!
2008/09/01(月) 22:57:20 | URL | 銀河系一朗 #YS3Z5NF6[ 編集]

銀河さんを焦らせてしまった……(笑)

んー、そんなこと言ったら私も鬼ですねぇ。
ひとりでも生きていけますもん(笑)
ひとりでも死ねるし。(死ぬ気はないですが。)

結局、弱いだけじゃ世界は救えないのです。
弱さを理解する強くて優しい人が隙間を埋めて、隙間を埋めて、日々隙間を埋めているからこそ、この世界は成り立っているわけで。
ただ、弱さも突き詰めていくと強さになるんだな。そこが、不思議。

太宰治が女性にもてるのは、なんとなくわかる気がします(笑)
肉を切らせて骨を断つ、みたいな感じ。意味違う気もしますが。

痛みも弱さも寂しさも、確かに全身を貫く感じに切実なんだけど、心の奥にはいつでもしんと冷えた部分があって決して揺るがない。
周りの「肉」の部分に引き寄せられた、「何かをしてあげたい」女性たちは、そのうちちらっと覗く凪いだ「骨」の部分にやられてしまうわけですね(笑)
揺るがないもの、って魅力的だから。対面した人にきちんと向き合って、その人のことを正しく理解できる人って貴重だから。

と、なんかいつもどおり、妄想・空想で勝手に喋ってますが(笑)
季節の変わり目ですが、銀河さんもお体に気をつけて~。
2008/09/03(水) 21:43:13 | URL | もみじ #KKhd1Ueo[ 編集]
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