白い月という球に

思うまま、わがままに。適当に書き連ねる、つくりものたち。 コメント・トラックバック歓迎です♪

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ねぇ、マリ。
ママ、本物のサンタクロースに会ったことあるのよ。
……何? その顔は、信じてないわね?
いいわ、そのときのことをお話してあげる。
ママが、とてもハンサムな、サンタクロースに会った日のことを。

ママは結構大きくなるまで、サンタクロースの存在を信じてたの。
いや、そういう意味じゃなくて……。
ほら、みんな、親がサンタクロースの正体だ、とか言い出すじゃない?
でも、ママはそんなの嘘だと思った。
確かに、サンタクロースの代わりにお父さんお母さんがプレゼントを用意するお家もあると思うの。
サンタさんも、さすがに忙しいだろうし。
でも、ママの家は違う。そう信じていた。
理由? そんなの決まってるじゃない。ママが特別な子供だったからよ。

で、そのクリスマス・イヴの日。
目が覚めたのは、たまたまだったわ。……ママは、サンタクロースを見たのよ。
家には煙突がなかったから、サンタさんは窓から入ってきた。
ママは薄目を開けてそれを見て、ちゃんと鍵を開けておいて良かったと思った。
そうそう、本物のサンタさんは赤い服なんて着てなかった。
よくよく考えれば分かることだけれど、赤い服なんて着てたら目立って仕方がないものね。
サンタさんは、ママを起こさないようにそっと、枕元に近づいてきたわ……。

その後?
もちろん、プレゼントをもらったわ。
ママが一番欲しかったもの。
サンタさんは、ちゃんと分かってくれていたの。
綺麗にラッピングされたプレゼントを置く代わりに、ママの布団の中に潜り込んできて……。

そう、貴方をくれたの。






『みんなで、物語を紡ごう!』コミュより転載。

・サンタクロース
・煙突
・プレゼント
のお題で書いたもの。
当時の荒れた精神状態を表してるなぁ、と自分では思う。


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テーマ:ショート・ストーリー - ジャンル:小説・文学
コメント

あうっ(><)
はずかしかばい(笑)(訳:はずかしいですi-237)
2008/02/22(金) 10:32:53 | URL | たぬき #osd7LS92[ 編集]

たぬきさん、可愛いー(笑)

自分の中ではかなりブラックな話だったりするのですが、そういう風に読む人はあまりいないっぽいので良かったような……寂しいような(笑)
2008/02/22(金) 18:00:19 | URL | もみじ #KKhd1Ueo[ 編集]
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