白い月という球に

思うまま、わがままに。適当に書き連ねる、つくりものたち。 コメント・トラックバック歓迎です♪

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真っ白なその塔は、高く高く伸びて、空を刺していた。

その塔が、どれほど高いのか、僕は知らない。
この町の誰も、知らない。

その塔には、入り口がある。
一つだけ、ある。
ぽっかりと開いたその口は、町の人間を、いざなう。
悩み深き若者を、優しく、いざなう。

真っ白な塔、その塔に窓はなく、中に入るとただ、
上へ上へと続く階段があるのみである。
らせん状の、その階段。
その階段がどこに続いているのか、僕は知らない。
この町の誰も、知らない。
帰ってきた者は、ない。

家の外に一歩出れば、僕たちは、いつでもその塔を見ることができる。
ここではないどこかへと。
繋がっているかも知れないその塔は、僕たちに、確かな選択肢を提示してくれている。

今までも。
これからも。

僕たちは、自由の中を生きていく。


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テーマ:ショート・ストーリー - ジャンル:小説・文学
コメント

不思議な塔ですね。

私は若くはないけど、入って見たい。笑
2008/01/27(日) 10:58:49 | URL | たろすけ(すけピン) #rFJbKIhU[ 編集]

たろすけ(すけピン)さん、こんばんは。
若さは、精神的な若さ……ということで(笑)
2008/01/27(日) 23:35:56 | URL | もみじ #KKhd1Ueo[ 編集]
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