白い月という球に

思うまま、わがままに。適当に書き連ねる、つくりものたち。 コメント・トラックバック歓迎です♪

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なんだかちょっと思いついてしまったので、メモ程度に。


■少女シリーズ(仮)

・数学少女たまきちゃん
 決め台詞「あなたの存在は、美しくない……」

・哲学少女やよいちゃん
 決め台詞「神は、死んだのだから」

・化学少女あけみちゃん
 決め台詞「メタノール、飲んでみる?」

・地学少女このはちゃん
 決め台詞「化石に謝りなさい!」

・物理学少女まりかちゃん
 決め台詞「エントロピーは増大する。それだけのことよ」

・生物学少女ちひろちゃん
 決め台詞「あなたのDNAに、価値はない」

……その他いろいろ(笑)

天才少女たちが活躍する、ドタバタ・アクション・コメディー!!
彼女たちが出会った、真の意味とは……!?



短編連作ですかね~。
毎回、主人公変える形式で。
名前と決め台詞は、変わる可能性有り。

真面目に書こうと思うと、かなり手広く勉強しないと。
……でも、それはそれで、楽しいかもですね(笑)




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テーマ:物書きのひとりごと - ジャンル:小説・文学
うみに、ただよう。
ても、あしも、みんなどこかに行きたいって?

わたしも、どこかへ行きたいの。
どうか「いま」から、ときはなって?

しょっぱい水が、ただ、リアル。

たいようは、もう、動くのをやめたらしい。
ずっと、そこにいるって?

ゆら、ゆら、ゆれて。
はやくよるが、来ればいい。





テーマ:詩・想 - ジャンル:小説・文学
私はやっぱり、
命を削って書いたものを読みたいし、
そういうものを書きたい。

ぶつかり合い、共鳴し、混ざり合っていくような。

私は、
私が今まで出会ってきたもの全てから、できている。
たくさんの、傷が証。

無傷でいられないような。

石が袋にたくさん入っているなら、
傷がつくのは当たり前なのです。



テーマ:物書きのひとりごと - ジャンル:小説・文学
今確認したら、FC2の「小説・文学 ランキング」で31位でした~。
ぽちっと押してくれた方に感謝です☆
これからも、どうぞよろしくお願いします。

ランキング、気にしすぎないと言いつつ、やっぱり微妙に気になるもみじでした……。
だって、普通に嬉しいですし(笑)


それから、これから少しの間、実生活が確実にテンパるので更新が雑になる恐れがあります。
なんか、変なものが更新されても、ああ……と思ってくだされば(笑)









テーマ:物書きのひとりごと - ジャンル:小説・文学
神鳴り。

稲妻が、走る。
窓の向こう。

ほら。

また。

暗い部屋は。
僕一人には広すぎて。

よそよそしく、がらんと。

風が強い。
湿った空気。

雨が降る?

心は、遠く。
空。








テーマ:詩・想 - ジャンル:小説・文学
あなたと初めて会ったときも、
こうやって黄色い花が視界いっぱいに咲き誇っていましたね。
風に揺れるその様子に、
あなたも私も、ただ口を開けてぽかんと見入っていました。
私は、ついさっきまで橋桁の下で心細い思いをしていたことも忘れ、
あなたに抱かれあなたの体温を感じながら、
ただただ、目の前に広がる光景に心を奪われていたのです。

お父さんは、最近私を叱らなくなりました。
昔は、あんなにも私を嫌っていたのに、近頃はよく散歩に連れて行ってくれます。
お家の中にも入れてくれるようになりました。

お母さんは、私にいろいろなことをお話してくれます。
特にあなたと遠慮がちに電話をした後など、
本当に楽しそうにあなたの近況を教えてくれるのです。
あなたは、最近サークルの代表になって、みんなをまとめているんだとか……。
明るく優しいあなたですから、きっとみんなの人気者なのでしょうね。

私は、最近横になっていることが多くなりました。
たくさん、夢を見ます。
夢の中の私はまだ若く、昔のように毎日あなたと一緒に転げ回っているのです。

……できることなら、もう一度あなたに会いたかった。
会ってあなたの匂いをかいで、あなたのぬくもりを感じたかった。
あなたとの距離は、犬である私には遠すぎるのです。

私の眼前には、今、
あの時と同じように、たくさんの黄色い花が咲いています。
そよそよと優しく花々を揺らす風は、
やがて強く吹き私を空へといざなうでしょう。

私は、幸せでした。
それだけが、あなたに伝わればいい。





テーマ:ショート・ストーリー - ジャンル:小説・文学
三年前、僕の21才の誕生日から、僕の時間は戻り続けている……。

具体的に言えば、「今日」の次の日が「昨日」なのだ。
「明日」の次に「今日」が来る。

日付はどんどん巻き戻り、僕の体はどんどん若くなる。
記憶はそのままに、僕は過去へ遡り続ける。

きっと、母親の腹の中に戻る日が来るだろう。
そこが、ゴール?

……僕は一体いつまで、記憶を持ち続けるのだろうか。






テーマ:ショート・ストーリー - ジャンル:小説・文学
自分の醜さを認められないことほど、
醜いことはないのだろう。

私は、間違うことを恐れない。




テーマ:詩・想 - ジャンル:小説・文学
「おにいちゃん、おにいちゃん」

道端で小さな女の子に声をかけられた。
周りに他に誰もいないから、たぶん私に向けられた言葉なのだろう。
……私は、これでも一応女なのだけれど。

「お兄ちゃんって、私のこと? 私は、お姉ちゃんなんだけど……」

膝を折り女の子に視線を合わせ答えた私に、女の子は思い切りかぶりを振った。

「ちがうよ。ののはおにいちゃんに話しかけてるんだからー。おねえちゃんじゃないよ!」

「え、でも、お兄ちゃんなんて、どこにも……」

はっとした。
私には、3年前に死んでしまった双子の兄が。
女の子の顔を見る。

女の子は。
にやりと笑う。

鳥肌が立つ。

「わたしたち、さんかくかんけいね!」

さんかくかんけい。
三角関係?

「おねえちゃんになんか、まけないんだから!」

なんか、また変なのが出てきたなぁ……。
やる気をみなぎらせてる変な女の子を尻目に、私は深いため息をついた。








テーマ:ショート・ストーリー - ジャンル:小説・文学
どこにも行きたくないのなら、ここにいればいい。
ここにいたくないのなら、どこへでも行けばいい。

「自分が、嫌なんだ」

それなら死ねばいい。
死ぬのが嫌なら、変わればいい。
変わるのが嫌なら、忘れてしまえばいい。

全部、忘れて。
何も考えずに、生きればいい。

「自分が、可愛いんだ。どんなに歪んでひしゃげていても。自分が可愛いから、人には見せてあげないんだ。大事に、大事にして」

誰にも見られることなく、知られることなく、消えるように死ぬ。

「無償の愛に憧れるんだ。ああ、誰かが僕を愛してくれるなら」

かつて満たされなかったコップは、美化され崇められ、アイデンティティに絡み付いて離れない。
否定したら、全てが壊れ、砕け散る。

崩壊。

「なぜ、僕はこんなに苦しまなければいけない? なぜ、僕は幸せになれない?」

幸せそうにしてる人を、単純で愚かだとせせら笑うくせに。
苦しむのが、アイデンティティ。
人とは違うと思い込む、アイデンティティ。


大丈夫、結局、君は自給自足で生きていけるんだから。





テーマ:ショート・ストーリー - ジャンル:小説・文学
なんか、結構苦労して、ブログランキングのバナーを取り付けました。
物は試し、というやつです。
あなたはだんだん押したくなーるー……(笑)



というわけで、押したくなったら押してください。
押していただくと、もれなくもみじが喜びます~(笑)



テーマ:物書きのひとりごと - ジャンル:小説・文学
幼い頃、僕の中では「熱帯夜」と「熱帯魚」が同じカテゴリに入っていた。
今でも、熱帯夜と聞くと、深緑のジャングルを優雅に泳ぐ色鮮やかな魚たちの姿が目に浮かぶ。

今夜も暑い。

ベッドの上で、頭から沈み込んでいくような感覚をおぼえながら、
僕は自分が青色の魚になるのを感じた。

ひらり。
水は、ときどき、冷たかった。



テーマ:ショート・ストーリー - ジャンル:小説・文学
「スイカは、お嫌い?」

満月の夜、田んぼのあぜ道を歩いていた僕は、美しい白猫さんに出会った。

「ねえ、あなた、スイカはお嫌いかしら?」

白猫さんは、地面に置かれたスイカにしなやかな右の前足を乗せた姿勢で、僕に問いかける。
軽く首を傾げたその様子は、とってもキュート。

「……スイカ、好きです」

答えた僕に、白猫さんはゆったりと微笑む。

「そう。それなら良かった。どうぞ、これ、もらって下さいな」

白猫さんはそう言うと僕に背を向け、音もなく走り去った。

あとには、僕とスイカだけ。




テーマ:ショート・ストーリー - ジャンル:小説・文学
白い霧の中、僕は行く。

前も後ろも分からなくて、いつから歩いてるのか、いつまで歩くのかも分からなくて。
でも、僕は行く。
ずっと、そうしてるから。ずっと、そうやって歩いているから。

止まるのは、怖い。

そのうち、自分が歩いてるのか止まってるのかも分からなくなって、僕は星を思い描いた。
僕の中心で、星が輝く様子を、思い描いた。

僕の中の星は、青白い光を放つ。
やがて何者にも負けない、力を持つ。

僕は満ち、全てを受け入れ、全てに降り注いだ。

ああ、そうだ。
愛はここにある、どんなときも。




テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学
結局、今の自分には創作にさける時間も熱意もないんだなぁ、ということ。

ここは、アイデア帳に過ぎず。
ベターは目指しても、ベストを突き詰めたりはしない。

そんな、スタンス。


自分が小説を書き始めたのは3年前ぐらいだけれど、リアルの物書きの集まりの中でそれなりに揉まれた。

最善を尽くしてこその、批評のありがたみ。


だから自分への戒めとして。
これで、……ブログに書くことで、

小説書きの修行になってる、

なんて思うなよ?



テーマ:物書きのひとりごと - ジャンル:小説・文学
少女は ひとり
宇宙に ひとり

少女は 眠る
たぷたぷとした 宇宙

僕は 眠る
夢を見る 少女の夢を

決して 壊れないものが
あるとするならば

それは

きっと 目には見えない
僕には見えない

永遠

ずっと変わらなければいい

なんて
口にしながら

僕は変化を望む
心の底で 僕は

少女はやがて目を覚まし僕にそっと微笑んだあと静かに消えてしまうんだろう
ただ針のような後悔が 残る





テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学
喫茶店で本を読んでいたら、声をかけられた。
顔を上げると、向かいの席に腰を下ろす人影。
彼女はこちらを見て、「久しぶりね」と口の端を持ち上げた。

「あんた、今何やってるんだっけ?」

彼女はアイスコーヒーを頼み、煙草に火をつける。
行動一つ一つが、洗練されている。
無駄がない。

「別に。……学生だよ」

私は答え、未練を残しつつ、本を完全に閉じてテーブルの端に置いた。
彼女は私の顔を覗き込む。

「ふうん。……あんた、ほんと、高校のときから変わってないわね。そこまで変わってないと、逆に尊敬するわ」

彼女は、大げさにため息をついた。
私から言わせてもらえば、彼女だって全然変わってなかった。

観客を意識した動き。
彼女は、常に舞台の上にいる。

私は高校時代の彼女に関する記憶を思い出し、軽く息を吐いた。

「鳥かごの鳥」

彼女は、私を見ながら歌うように口を開いた。

「鳥かごの鳥が、籠の外の世界を見下してる。そんな感じ。……憶えてる? あたしがあんたに前、言った言葉よ。言い得て妙だと、今改めて思うわ」

高校時代、彼女の私に対する執着ぶりは、ある種異常だった。
彼女は気付いていたのだろうか?
彼女を愛し、彼女を取り巻くどんな人に対しても、私に対するとき以上の熱を持っていなかったことに。

私に対するときにだけ、舞台から半分降りていたことに。

『鳥かごの鳥が、外の世界の何を知ってるって言うの? あんたの、その人を見下した態度、どうにかならない? あんたは一生、そうやって自分の世界に閉じこもっていればいいのよ!』

苦々しい気持ちで、思い起こす。
激しい剣幕でまくし立てた彼女に、私はただ笑って答えたのだ。

『うん、そうだね。そうかもねぇ。……ちえみちゃんは、きっと、一生そうやってみんなに囲まれながら、明るい舞台の上で生きていくんだね? 楽しそう!』

限りない、侮蔑をこめて。
彼女は、私の右頬を思い切り叩いた。

高校生だった私は、確かに鳥かごの中にいたのだ。
彼女が言ったように。
閉じた世界。周りなんか、見えていなかった。

「そうだね。そうだったかも」

私の言葉に、彼女はアイスコーヒーをストローですすりながら、少し意外そうな顔をした。

胸は痛む。
彼女に対して。
……私に対して。
哀れみ。
私たちみたいな人間の、人生は。

ああ、無知は強さだ。




テーマ:ショート・ストーリー - ジャンル:小説・文学
妹は、子供の頃、食パンの耳が大好物だった。
食パンを置いておくと、むしゃむしゃと耳だけ食べてしまう。

そのことを妹に話したら、そうだったっけー、とすっかり忘れている様子だった。
ためしに、食パンを置いておいたら、むしゃむしゃと耳を食べ始めてやっぱり、と思った。
もっとも、耳のあとに耳以外の部分も平らげていたけれど。

妹もいつのまにか大人になったんだなぁ、と妙に感慨深かった。




テーマ:ショート・ストーリー - ジャンル:小説・文学
博士は孤独だった。
博士は美しい女性と結婚したが、孤独だった。
博士は妻との間に娘を授かったが、孤独だった。

その娘が言葉を話し始めたとき、博士の世界は塗り替えられた。
みずみずしく、鮮やかな色彩。
幼い娘は、博士の孤独を正しく理解した。

博士は研究のために自分のクローンを作り、今はなき弟の名を与えた。
博士のクローンは、10歳の少年に設定された。
博士は自分が研究で忙しいときに、そのクローンに幼い娘の相手をさせた。
幼い娘はどんなことにも興味を示し、その愛らしい唇からは絶え間なく質問が紡ぎ出された。

世界に対する、問い。
幼い娘は聡明だった。

やがて娘は美しい女性へと成長し、いつしか、同じように成長した博士のクローンと愛を語らうようになった。
娘はクローンの孤独を理解し、クローンは娘の孤独を理解した。
二人は深く愛し合い、しかし二人はクローンがクローンであることを知らなかった。

博士はそんな二人を見て、怒りに震えた。
自分は、ずっと孤独だった。
しかしどうだ、あのクローンには良き理解者である娘がいる。
娘は、あのクローンのことを一番に考えている。
愛している。
この差は何だ…。

フラッシュバックする、母親との狂った記憶。


娘とクローンは婚約した。
挙式の前日に博士は行方不明となり、挙式当日の朝、娘は花婿の笑顔にかすかな違和感を覚えた。

「ねえ、君が初めて、言葉を話した日のことを憶えている?」








テーマ:ショート・ストーリー - ジャンル:小説・文学
炎天下。
服の下で、張り付く水着。
ミミズの死骸。

更衣室。
閉じた感覚。
人の声。

白い太陽。
歓声。
しぶき。
笛の音。

足の裏が、熱い。

沈む僕。
沈んでいく、僕。



綺麗。





テーマ:ショート・ストーリー - ジャンル:小説・文学
中学一年生のとき同じクラスだった彼女は、「ガソリンの匂いが好き」と言った。


中学に入学して最初の席が、彼女の前だった。
彼女はわたしの髪の毛を手に取り、「茶色いね」と微笑んだ。
彼女の肌は白く、唇は赤かった。

妖艶。

わたしは、同い年の彼女の笑顔に、何故かどきどきした。


「私、ガソリンの匂いが好きなの」
中学一年生だったわたしは、きっと、彼女の言葉になんとも言えない表情を浮かべていたことだろう。
なんというか、「不健全」な感じがしたのだ。

潔癖。

でも、彼女が「ガソリンの匂いが好き」と言った気持ちが、今だったら少し分かる。

当時、彼女はおそらく同級生の誰よりも大人に近かった。
わたしは今になってやっと、当時の彼女に近づけた気がするのに。

あれから10年経つ。
彼女は今、一体、どこにいるのだろうか?




テーマ:ショート・ストーリー - ジャンル:小説・文学
知人と甘味処に入った。
クーラーでギンギンに冷えた店内は、火照った体から少し乱暴に熱を奪う。

「白玉クリームあんみつを」
「僕も、同じものを」

窓の向こうには、道を歩く人の群れ。
視線を戻す。

「甘いもの、好きなんですか?」
「ええ、まあ」

彼の視線に混じる好意を、軽く微笑んで受け流す。
いい人だ。
間違いなく、彼はいい人なのだけれど。

とん。
目の前に置かれた、白玉クリームあんみつ。
ガラスの容器はすでに、大粒の汗をかいていた。

いただきます、とスプーンを手に取ったところで、
黒蜜の香り。

…夏の、記憶。

「あの、カブトムシって飼ったことあります?」

思わず聞いていた。聞いてすぐに後悔した。
彼は都会育ちだと前に言っていた。

「いや、ないです。飼ってたんですか?」
「…はい、子供の頃に。毎年、幼虫から育てていました」

カブトムシによくあげていた餌の蜜が、たしか黒蜜のような香りだった。
かごの中の湿った土の匂いが、不意に立ち現れる。

「さなぎがね、ちゃんと成虫にならなかった年があって…。結局、そのまま死んじゃったんです。すごく、悲しかった」

体の半分だけ成虫になったそのカブトムシを見て、父は「奇形だ」と冷たくつぶやき顔をしかめた。

私は、その瞬間、
この世に無償の愛なんて存在しない、
ということを理解したのだ。

スプーンで黒蜜をすくい、口に運ぶ。
粘性の甘さを舌で感じながら、私は昔飼っていたカブトムシに自分を重ねた。

「そのカブトムシは、きっと幸せだったと思いますよ。そうやって、あなたに悲しんでもらえて」

彼は微笑む。
彼の知的で優しい瞳の奥に、全てを切り裂く鋭い光が隠されているのを、私は知っている。

所有されて、観賞されて。
そこから逃れる術なんて、存在しないのだ。

私は、大人にならないまま死んで行った、あのカブトムシを思った。




テーマ:ショート・ストーリー - ジャンル:小説・文学
母は私の「今」と「これから」を羨み、
父は私を理解していると思い込む。

こんなにも、噛み合わず。

私もやがて、子を生み育て、
人の生の孤独を決定的なものとするのだろうか。


理解する不可逆過程。






テーマ:ショート・ストーリー - ジャンル:小説・文学
暑いと、ナマモノが腐る。
冷蔵庫には、食べ物。

…食べ物じゃないナマモノは、どこに仕舞えば良いんだろう?




テーマ:自作小説 - ジャンル:小説・文学
試しに投稿してみます。
ちゃんと送れるだろうか…。

なんか、なんだかんだで、ここ、創作ブログみたいな感じになってますね~。
まぁ、それもありかな~。

もともと、私は小説書く人間なので、自然な流れかも。
ちょっと、最近忙しくて、書くためにまとまった時間がとれてないのです。

コメント等は、どうぞお気軽に~♪
…内容的に、かなり書き込みにくいでしょうが、歓迎いたします。
というか、普通に喜びますのでよろしくお願いします~(笑)

あつい、なつのよる。

汗が、だらだらと。
シーツにしみこんでいく。

いったい。

いったい、どこまでが私なんだろう、と。
そんなこと。



液体。

体液。

循環。

世界。



あつい、なつのよる。





テーマ:ショート・ストーリー - ジャンル:小説・文学
桃が食べたい、と弟が言ったので、
わたしは、お小遣いで桃を買って、
弟のために、むいてあげた。

弟は、桃をおいしそうに食べ、
わたしは、桃を食べる弟を眺める。
わたしは、にっこりと笑う。

桃の味。

わたしが食べているわけではないのに、
わたしの舌は桃の味を感じ取る。

何かが。
どこかで。光る。


ああ。
わたしは、今、祖母と同じことをしている。

一瞬で、
きらめく、記憶。
めくるめく。


ああ。
こうやって繰り返すんだ。

…どうしようもなく。






テーマ:ショート・ストーリー - ジャンル:小説・文学
空に浮かぶ、入道雲。

落ちている、はね。
蝉の翅、一枚。

アブラゼミの茶色い、はね。

本当は、無数の死骸が。
そこらじゅうに。

積み重なっているはずなの。

静かに。
眠る。

歴史の重さの分だけ。
澱む。

見てるのは、ほんの上澄み。
降ってくる、部品。
蝉の部品。


ああ、
空中分解できたなら。






テーマ:自作小説 - ジャンル:小説・文学
「引っ越したの」
彼女は言った。

夏の裏庭。
白い首すじ。

「理解できないって、それって頭悪くて分かりませんって意味でしょ。ばっかみたい」

彼女は、夏服のまま。
彼女と向かい合う僕は、歳を取らない。

「昔からそうなの。昔から、変なのばっか寄ってくるの」

僕みたいな?
彼女は、笑って目を伏せる。

「なんで、君なんだろうね? 別に誰でもいいじゃない。なんで君なんだろう?」

さあ。僕は笑う。
愛だよ、愛。

「もしかして、好きなのかしら?」

誰が?
誰を?

「私を」

そうだね。僕は笑う。
少なくとも、君の知らない最後の君を知っているぐらいには。



テーマ:自作小説 - ジャンル:小説・文学
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